ピアノ教室へ行く。かえるのうたの「ドレミファミレド」が弾けず鍵盤から手を下ろして先生を焦らせた上の子だったが、練習の甲斐あって今日は弾くことができた。「ちゃんと練習してきたんだね」と先生に言われたことについて、寝る前に「よかったね」と話しかけると、「先生がピアノ弾くときカシャカシャいってた」と返される。多分エレクトーンのペダルの音だろう。私にはそれは聞こえず、先生に褒められて得意になっていたのは自分だけだったのだと知ると同時に、子どもは「今ここ」に集中する天才だと思う。私も多分、昔はそれができていた。いつ、どうしてできなくなってしまうのだろう。
ストレートでありながらきつくないものの言い方をする人と久しぶりにやり取りをして、こうなれば自分も自分を守ることができると思う。
砂粒のように生活をしている 昨日食べた朝食を十年後に思い出すような