寂しさ

今日の虎に翼。桂場の「正論は見栄や詭弁が混じっていてはダメだ。純度が高ければ高いほど威力を発揮する」という台詞がじわじわと効いている。その助けは、その批判は、「自分をそう見せたい」という願望から生まれたものではないか。ツイッターでよく見た仕草であるし、身に覚えもある。では純度の高い正論(言葉)はどこから生まれてくるのだろう。SNSに長い間身を浸していたものだから忘れかけてしまっている。

お世話になった保育園の先生がひらいた絵本のイベントへ行く。「わたしとあそんで」「もりのなか」「だいくとおにろく」「こすずめのぼうけん」他にもかたつむりやしずくの本などたくさん読んでもらう。「わたしとあそんで」と「もりのなか」は似た雰囲気が漂っていて、そのことを言うと先生は「少し寂しい感じが似てるよね」と言った。たくさん動物が出て賑やかな点でなく、そこはかとなく漂う寂しさを取り上げた先生に子どもを預けることができて良かった。家に帰り今年はじめてのクーラーをつける。