同じようなことをぐるぐると考えて袋小路に入ってしまっている気がしたので、日々残しているiOSのメモを整理した。基本的に書いたことはその日のうちに整理するが、考えきれなかったことは次の日に持ちこす。どうやらそれが年末から続いていたよう。同じようなことを毎日、毎日書いていた。その中に、実家で過ごしていたときの情景を記していたメモがあった。
畦道をぐるっとまわる。枯れた田んぼを挟んで向こう側を、上の子と姪っ子が走っている。冬らしい、白くて明るい陽射しのなかを。灰色の雲の端が夕陽色に染まっている。
そのときの情景が頭の中に立ち上がる。半月ほど前のことなのに、ずいぶん遠くへきてしまったような感覚もある。タイムカプセルのようで削除できず、ここに記すことにした。
心の中ばかり書いていたらだめになってしまう。過去の心情より情景が、今の自分を救ってくれる気がする。情景を記す、その手段として短歌を詠んでいるところがあるなと思う。
メモパッドひらけばはるかなリビングで眠る赤子と老犬とわたし
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