死なないとしても

桜はすっかり花びらを落とし、鮮やかなライトグリーンの葉に雪のような花が少しだけ残っている。明るい空に新芽がぐんぐん伸びてゆく、そんな季節がやってきた。外へ出てゆこう、なるべく遠くへ、懐かしい街へ。そんな気分でいる。

春休みが明けたと思ったら園の行事が続き、今週からやっといつも通りの生活と思ったら下の子が熱を出し呼び出される。下の子も今日から保育園へ行けるようになり、やっと通常通り仕事ができる。そしてライター塾も修了したので夜は久しぶりに読書ができる。

時間ができたらやろう、と思って後回しにしたことは大抵できない。だから軽くでいいから毎日できる分量を設定すること。それができるくらい、隙間のある日々を送ること。

健康診断に引っかかり精密検査に行ったところよく分からないと言われ、明後日はさらに大きな病院に検査へ行く。健康な人生を送ってきたので、何か良くないことなのでは、死にたくないとつい身構えてしまう。そして思うのは、もし死ぬとしたらしたいことで日々を埋め尽くしたい、なら今の仕事は必要ないということだった。

死なないとしても、したいことで埋め尽くした日々を送りたい。