懐かしさが私を動かしている

朝から京都。学生時代にバイトをしていたマックで朝ごはんを食べ、永井玲衣『さみしくてごめん』を読む。読みながら自由になる。私も愛煙家を「あいけんか」と思いながら生きていたなと思いながら、四条大橋を渡る。

祇園四条のSHIZUYAでペッパーカルネを手に取りレジへ目をやると、多分大学生の女の子が、同じく大学生の女の子に「大丈夫です」と話していた。敬語だけれども友達のような雰囲気が漂っていて、懐かしさを覚える。

京都暮らしの編集室の文化祭へ。ライターの先輩方に自分の失敗談を聞いていただきほっとして、仕事のお話を聞いて勉強をする。なんにせよ一つひとつ誠実に仕事をこなすだけなのだ。とりあえず名刺とポートフォリオを作ろうと思った。

清水五条で降りて明月堂へ。店主さんのご実家が母校の近くだったそうで、いろいろとお話を伺う。懐かしそうにお話をする店主さんを眺めているだけで胸いっぱいになる。

その後、元々、取材させてもらおうかと考えていたお店へ行くも店主さんの感情が伺えず、場の雰囲気も掴めずそっと保留にする。せめて自分が取材先を提案できる場合は、温かな場を選びたい。

あの頃、駆け抜けていた道を辿りながら、懐かしさが私を動かしていると思う。

必死さは、誰かを傷つけてしまう。来るもの拒まず、去るもの追わずの精神でいたい。