昼間、夏葉社日記を読む。秋さんの島田さんリスペクトな姿勢が自分に重なるところがあり、久しぶりに没頭して本を読むことができた。特に関西営業の回は行ったことのある本屋さんがたくさん出てきて京都や神戸の街を一緒に歩いているような錯覚に陥る。本は旅。本は現実逃避。その後、家を出ていつもの道を歩いているときも、夏葉社日記の世界が頭の隅にずっとあった。それは目の前の世界に溶けてやがて消える。こうして本の世界から現実へ帰ってゆくゆったりとしたときが好きだ。
夜は上の子と星空観測会へ行く。会場にはアマチュアの星空観測者(星空観測者?)の方々が各々持ってこられた望遠鏡がずらりと並んでいて、それをお借りして星を観測した。どれも立派な望遠鏡で何百万はしそうだった。「どの星を捉えてますか」「ベテルギウス」「まだ明るいから」などなど観測者さん同士も互いに会話をされていて、そこには望遠鏡を持っていることが普通の世界が広がっていて、いいなあと思う。
「荒々しく見える銀河がM82です」「M81は美しいですよね」と解説者は言う。どちらも「綺麗だなあ」としか思わなかった私は、望遠鏡に映る針穴のような白い点が、この世界では白い点以上の意味を持っていることを知る。なんて豊かな世界なのだろう。
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