生きなおす

今日から下の子と二人で一日中過ごす。下の子は授乳のとき以外はほとんど眠っていて、私もそれにあわせて2時間ずつ眠っている。上の子はよく泣いていたのでずっと抱っこをしていた。けれどもそれは自分が十分にミルクを与えていなかったからだと今なら分かる。あの頃、いかに自分が「こうしなければならない」に縛られていたか気付いていく毎日。

思い出すのは東直子さんの『一緒に生きる』で引用されていた下記の歌。

子育ては樹陰の匂ひ木の下に子ともういちど生きなほすこと/黒羽泉

私はこの歌を、子どもとともに自身の子ども時代を疑似体験するという意味に受け取った。けれどもそれだけではない。いま私は上の子との日々を生き直している。こうして幾重にも重なった日々をこれから生きていく。何度でも生きなおせる。

あの頃のひかりは木々のあいだから透けて揺らいでわれらに届く