名前

明日で退院。あっという間だった。一人目のときと同じ産院にかかったのだけれども、方針が変わったのか基本的に赤ちゃんは夜ずっと看護師さんたちが預かってくれて、それが心の余裕につながった。むしろ子ども(上の子)はいないし家事もしなくていいし、ただ起きて健康的な食事を規則正しく食べて眠るだけのこんな生活を送っていていいのだろうかと不安になるぐらいだった。前回は職場とやりとりしなくてはいけなかったのもあり入院中から心も身体もずっと忙しなかった。日記を書いている余裕もなかった。

子どもの名前はまだ決まっていない。上の子の名前は同居人が決めたので決定権を譲ってくれよと思うが、子どもが可愛くて仕方ないらしいので、仕方ない。そして考えてきた名前の由来が他者を率いるとか、リーダーシップをとるとかいうものばかりで、そういう願いを持っていたのかと今更ながら知る。却下したいとは思っている。

なんにせよ名前のない人間と過ごすのは不思議な時間だった。目の前にいるのは赤ちゃんだがほかの赤ちゃんとは違う。名前があってもなくても大切な人ではあるが、あった方が愛着はわくのだろう。名前抜きの、ただの愛と一緒に過ごした四日間だった。

室温が二十六度に保たれていれば送れる平行の日々