同居人が子どもを連れて出かけてくれたので朝からノートを開く。今後やりたいことを書き出して日課に落とし込む。書いているあいだは日曜美術館を観ていた。いつもなんとなくつけているが子どもがいるので内容は右から左へ流れていく。ほとんどはじめてじっくり観れたかもしれない。しかも特集は河井寛次郎だった。
彼の孫やひ孫に河井寛次郎記念館の好きなところを尋ねたり、記念館を家族がどう運営しているか取材したり。寛次郎の作品の背後にある家族や生活にフォーカスした内容で観ていてわくわくした。人によって作品(物事)の捉え方はこうも違うのかと思う。小野さんの「作品は受け止める人がいて作品になる」というようなセリフが印象に残る。
寛次郎の妻がサロンの人たちをもてなすために作られていたという料理のレシピをご子孫が再現し、寛次郎の器に盛っていただくという締めも「時空というものを考えていた」寛次郎という人の物語のラストのようでよかった。これが民藝という感じで。美しいものはそばにあって心地よくてなんぼだ。
個人サイトもできて久しぶりに心に余裕ができた日。何をしていても、これは無駄なことだ、もっと他にやるべきことがある(ないのに)という強迫観念からやっと逃れられる。
久しぶりに珈琲が香ばしい 曇り空にもひかりのつぶて