成長

幼稚園で子どもについての講演会を聞く。

1歳半頃から始まるイヤイヤは反抗ではなく自己主張して自分を確立しようとしているだけであり、イヤイヤは相手を愛しているが故の行動なのだということだった。

4歳はイタズラをしたり秘密ごとが好きになったり嘘をついたり、ダメな子になってしまったのかと思うような時期。またプリキュアや戦隊モノなど強いものに憧れ、他の人が楽しそうにおもちゃで遊んでいるとそれが欲しくなる。隣の芝生が青く見え、自己肯定感が下がっていき、徐々に無邪気さを無くしていくのだとか。

そして7歳は「できた」だけでは認めてもらえず、社会に合わせなくてはいけない。人間関係の役割づけや序列も敏感に感じるようになり、緊張してしまう子どもが多いのだという。まるでママ友の中の、職場の中の自分だと思う。狭い関係の中にいると、役割が固定化され内面化してしまう危険性も指摘されていた。

特に印象的だったのが、今は契約主義で生産性が重視されるコスパ時代だがそのような考え方ではとても子どもは育てられないという話だった。それを聞いて安心した。子育てではコスパなんて考えない、けれども仕事では最大限のコスパを求められる。そんな両極を行ったり来たりしているから引き裂かれそうになるのだなと客観視できたから。

先日、風文庫の長谷川さんに「子どもは勝手にどこかへ行ってしまう」という言葉も相まって、どこかへ行ってしまうまでは子どもたちとたくさんの時間を過ごそうと思う。もう少しのんびり構えて、子どもに「早くして」と言う回数をなるべく減らしたい。

そして子育てが終わっても、コスパを重視しない働き方がしたい。明確な指針が一つできる。