虎に翼

朝ドラ「虎に翼」が早くも面白い。日本初の女性弁護士の物語と聞いて、女性の権利!主張!「間違っているお前らを正してやる!」みたいな姿勢だったら嫌だなあ(あのつく食べドラマを作ってくれたNHKならそれはないと思いつつも)と思っていたけれども、今日の花江ちゃんとトラちゃんのやりとり、そして面談後に先生が教室で一人佇むシーンでそれは杞憂に過ぎなかったと確信する。

結婚が親に報いることだと言う花江を否定せず「はて?」と首を傾げるトラちゃん。そうは言いつつ法の道へ進もうとしているトラちゃんを止めなかった花江ちゃん。「結婚が女の幸せ」という当時の一般論に対して異なる意見を持つ二人が一般論はさておき互いを尊重しあっているのがいいし、花江ちゃんは当時の結婚観を鵜呑みにしているのではなくきちんと自身の幸せを分かって選んで掴み取っている人なのだという描き方もいい。一般論に対しどう思っていようが、二人は対等なのだ。個人から一般論を眼差す姿勢に安心したし、これこそ朝ドラと思う。

そのほかでいうと初日序盤の、広角で捉えた戦後の街が印象的だった。あんな画面をあれだけの時間流すことは朝ドラではなかなか無かったような。もうどこがセットでどこがCGか分からないぐらい自然でリアル。そしてお衣装がかわいい。女学校の制服はもちろん(刑部先生ブギウギに引き続きですね)、トラちゃんの女学生らしいパッと明るい黄色のお着物も主人公感があっていい。「結婚が女の幸せ」を少女雑誌の記事でも裏付ける小道具の細かさもさすが朝ドラ。今後も楽しみです。

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